肥満の人に特有の食行動。

食事は毎日の繰り返しなので、それぞれの人で習慣になっている食べ方や食嗜好(食の好み)があります。

 

特に、肥満の人には特有の食行動があることが知られていています。

 

****肥満の人に特有の食行動*****

・早食いで、よく噛まない

・朝食をとらない

・夜型の生活で朝が弱い

・食事の時間が不規則

・夕食の時間が遅い

・夜食を食べる

・ファーストフード・スナック菓子、菓子パンをよく食べる

・濃い味・あぶらっこいものが好み。

・間食が多い

・和食より洋食が多い

※内科 Vol.117 No.1(2016) p80 図1 食行動質問紙表より一部抜粋

 

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これらは肥満になりやすい、つまりは生活習慣病になりやすい食行動です。

 

実際、若い時は太らない人も多いのですが、太っていないなら気にしなくても良いというものではありません。

 

夜型の生活・不規則な食事は、ホルモンや代謝などに影響し、からだの不調を起こすことが知られています。

 

また、脂っこいもの、濃い味、ファーストフードやお菓子ばかり食べていると、必要な栄養素の不足・塩分や脂質の取りすぎになる傾向があります。

 

そして、早ければ30代後半から、これらの影響が出て、一気に肥満・生活習慣病を発症する可能性が高くなります。

 

 

生活習慣病の多くは無症状なので、本人が気づかないうちに進行し、突然、心筋梗塞などの命に関わる病気を発症してくることもあるのが怖いところです。

 

病気になってから治そうと思っても難しいのが「生活習慣」です。

 

上記のような食行動が習慣にならないように、子どものうちから気をつけてあげてください。

 

 

 

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れいここうの

れいここうの

医師・料理家として、食の観点から、予防医学を家庭に広げたいと思い、活動しています。 正しい食の知識を身に付けるのには、子供たちへの教育が大切だと感じ、2015年キッズ食育トレーナーの資格を取得しました。 ブログでは、簡単・時短でも、栄養バランス満点で美味しい、 一汁三菜を作らなくても健康的な食生活を実現出来る 「一品で栄養バランスの取れるレシピ」を提案。 食による健康、子どもへの食育に関するレシピ開発、コラム執筆、出版などのお仕事を承っています。 ↓レシピ本、好評発売中。 【Amazon.co.jp限定】忙しい人のための“一品で”栄養バランスが取れるレシピ―女性医師…/SBクリエイティブ https://www.amazon.co.jp/dp/4797381280

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