「炭水化物や糖質は、太るから控えたほうがいい」
そんなイメージをもっていませんか?
パパやママが「糖質オフ」を意識すると、子どもまで控えてしまう場合があります。
しかし、それでは成長や体づくりの妨げになることもあるので、注意が必要です。
炭水化物とは?
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」を合わせたもので、どちらも大切な役割があります。
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・糖 質:体や脳を動かすエネルギー源
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・食物繊維:おなかの調子を整える
今回は、スポーツをがんばる子どもに欠かせないエネルギー源としての
「糖質」に着目してお話しします。
スポーツキッズに炭水化物(糖質)が必要な理由
1.最後まで動けて、集中力もキープ
体や脳のエネルギー源である炭水化物(糖質)を十分にとれていると、
試合や練習の後半でも、体がバテにくくなります。
また、集中力や判断力を維持し、最後まで力を発揮しやすくなります。
2.効率よく体づくりができる
炭水化物(糖質)が不足すると、筋肉を分解してエネルギー源とすることがあります。
運動で筋肉をつけていると思ったら、実は体が壊して使っていた…
なんてことにならないよう、炭水化物で必要なエネルギーを確保することが大切です。
3.翌日への体の準備ができる
炭水化物(糖質)は、体の中で筋肉や肝臓にエネルギー源として蓄えられます。
運動で使った分を補うことで、次のためのエネルギーをためておける状態になり、
翌日も元気に動けます。
上手なとり方のポイント
1. 1日3回の食事で「主食」を必ずとる
ごはん、パン、めん類などの「主食」を、毎食必ず1つ取り入れましょう。
2. おやつや補食に炭水化物を多く含む食品をとる
運動量の多い子や、1回の食事でたくさん食べられない子は、
おやつや補食で炭水化物を多く含む食品をプラスするのがおすすめです。
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◎ おにぎり、焼きいも、バナナなど、手軽で消化のよいもの
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△ チョコレートやクッキーなど甘いお菓子も炭水化物(糖質)を含みますが、
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栄養バランスが偏りやすいため「たまにのお楽しみ」に!
3.その子に合った食べ方を工夫する
一度にたくさん食べられない、おにぎりは苦手、練習中は食が進まない…
子どもによって、食べやすさや好みはさまざまです。
・おにぎりをひと口サイズにする
・主食が少ないときは、いも類のおかずを添える
・果物をプラスする
など、続けやすい工夫を、お子さんと話し合って見つけてくださいね。
炭水化物で「動ける体」をつくろう!
炭水化物は、スポーツをがんばる子どもにとって大切なエネルギー源です。
毎日の食事やおやつ・補食で無理なく炭水化物を取り入れ、
エネルギー切れしない「動ける体」を育てていきましょう!
久留裕美子
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