子どもと楽しむ新米の季節 お米の神様っているの?

お米には神様がいる?

新米の美味しい季節になりましたね。

毎日食べているお米や食べ物には、たくさんの人の手間と想いが込められています。
私はそのことを、子どもたちに伝えたいと思っています。

私が子どもの頃、お米を育てていた祖母がよく言っていました。

「お米には一粒一粒に神様がいるから、一粒残らず食べるのよ」

 

その言葉を胸に、お茶碗のふちに残ったお米を神様だと思い、
全部集めて食べていたものです。大人になった今も、その感覚は変わりません。

 

レッスンに通う子どもたちからも「お米の神様」の話を耳にします。

「神様は7人いるんだよ」「1粒に1人神様がいるんだって」「ご飯を食べて神様がお腹に入ったから元気だよ」

そんなふうにお米の神様の話を知っている子どもたちがいることが、私にはとても嬉しく感じられます。

田んぼが教えてくれること

春から秋まで、澄んだ水とまぶしい太陽をたっぷり浴びて育つ稲。




やがて秋になると、稲は自ら頭を下げ、黄金色に輝きながら、隅々までお日さまの光を受け取ります。

その光は一粒一粒のお米にしっかりと染み込み、豊かな実りと命のぬくもりを宿していきます。
だからお米を食べると力が湧くのだと信じています。

だからお子様がここぞというときには、ぜひ、お米を食べてほしい。
お米1粒1粒のパワーが力を与えてくれると思うからです。


祖母が大切に見守っていたその風景を、私も身体で感じ、子どもたちに伝えたいと願うようになりました。

 

「やさしい気持ち」で炊くごはんは甘くて美味しい

お米を炊くとき、私はまずお米をやさしく触ります。




きれいな水を注ぎ、「美味しくなぁれ」と思いを込めてていねいに洗い、まわりについた米粒も一粒残さず土鍋へ。

そんな気持ちで炊いたごはんは、ほんのり甘く、心まで満たしてくれる気がします。

お米をきれいな気持ちで炊くこの習慣は、日々忙しい私たちの心をそっと整えてくれる大切な時間にもなっています。


子どもたちにも、この「やさしい気持ち」を伝えたい。



言葉として覚えなくても大丈夫。

「ママがそんなこと言ってたなぁ」「やっていたなぁ」と心の奥にそっと残っていれば、きっと大人になった時、その想いが花を咲かせてくれるでしょう。


毎日の食卓が、心を育てる時間に

お米の成り立ちや栄養だけでなく、ごはんを食べることで自然の光や力をお米からいただいていること。

そして、ほんのひとさじの気持ちや想いが、ごはんを特別美味しくしてくれること。

生産者さんへの感謝、自然への感謝を込めて炊いた一杯は、体だけでなく家族の心もあたためてくれます。

新米が出回るこの季節、親子で「いただきます」の意味をもう一度心にとめ、食卓から心と体を元気にする時間を過ごしてみませんか。

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