はじめてのお弁当の時間・幼稚園のお弁当タイムを楽しく過ごそう♪

春、新たな生活がスタートする季節ですね。
入園・入学・進級される皆さん、おめでとうございます。

 

我が家の次男もこの4月、幼稚園入園を控えており、ウキウキワクワク、
親子共々期待に胸を膨らませています。

 

お子さんが新しい環境に慣れることができるかな?
お弁当や給食など、おうちとは違うお昼ご飯を食べることができるかな?など心配もありますが、初めての集団生活の場、新たなお友達や先生との出会い、今から楽しみですね!

 

今日はそんな春から始まる園生活の中でも、お弁当の話題を取り上げていきます。

 

 

お弁当の時間が楽しい!と思えることが一番

幼児用のお弁当箱は、大人から見るととても小さく感じられます。
おかずがあまり入らない!
これで足りるの?
もっとたくさん食べてほしい!と、お弁当箱ぎゅうぎゅうに詰め込みたくなってしまいがちですが、ちょっと待ってください。

 

おうちではよく食べるタイプのお子さんでも、しばらくは、園の環境に慣れていなかったり、時間内に食べるということが難しかったりするので、時間内にムリなく食べきれる量を持たせることをおすすめします。

 

これは、全部食べることが出来た!というお子さん自身の自信にもつながり、お弁当の時間が楽しいと感じる第一歩になります。

 

どのくらいの量を持たせればよいのか、ということについて、あくまで参考ですが、

日本人の食事摂取基準(2020年版)では

3~5歳の推定エネルギー必要量は1250~1300kcal/日となっており、
これを3食に分けた400kcal前後が、エネルギー必要量から見た1食の目安になります。

 

この数字をお弁当箱の容量に置き換え(400mlのお弁当箱)

・お弁当箱の半分に主食(ごはんやパンなど)
・残りのスペースの1/3に主菜(肉・魚・卵など)
・残りの2/3に副菜(野菜など)

 

を詰めると

おおよそ400kcalになるといった計算ができます。

 

比較的よく食べる子も、ムリなく食べきれる量にするため、少なめの300mlのお弁当箱からスタートし、360ml、360mlにフルーツ用のタッパーをプラス、500ml、と

卒園まで成長に合わせて、お弁当箱を交換交換していくのがオススメです。

 

まだ使えるのにお弁当箱を買い替えなければならないの?と
思ってしまうかもしれませんが、
これだけ食べることができるようになったという成長の証だ、と考えてみてくださいね。
お子さん自身もお弁当箱がランクアップしていく喜びがありますよ。

 

 

食べやすい工夫・ごはんやおかずを一口サイズに

ごはんをそのまま詰めると、冷めたごはんは思った以上に箸やスプーンですくいにくいです。
小さなおむすびなどにして、つまみやすく工夫します。
おかずも一口サイズにカットしたり、ピックにさしたり(園によっては禁止されているところもあるので確認してくださいね)すると、より食べやすくなりますよ。

 

 

嬉しくなる盛り付けと色合い

ハンバーグやから揚げなどはお子さまに人気のおかずで、喜んでくれると思います。

ただ、お弁当箱の中が茶色一色になりがちですよね。

 

そこで、色合いを意識した食材を使ってみましょう。

 

例えば
赤色:にんじん・プチトマト・赤パプリカ・赤かぶ・金時豆・りんご
黄色:かぼちゃ・さつまいも・とうもろこし・黄パプリカ・パイナップル
緑色:ほうれん草・チンゲン菜・ブロッコリー・きゅうり・グリーンピース

 

といったように、色のある野菜を中心におかずを考えると、お弁当箱の中が一気に鮮やかになります。

 

また、この色のある野菜はビタミンや食物繊維も含まれるので、赤・黄・緑の三色が入っていると必然的に栄養バランスもよくなります。

 

朝は時間も限られているので、できるだけ簡単・シンプルに作れるもの(にんじんやブロッコリーをスープでさっと煮たもの、かぼちゃをソテーしただけの物など)でも十分ですよ。

 

はじめてのお弁当、お子さんも保護者の方もドキドキワクワク、楽しみですね!

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藤原真希

藤原真希

キッズ食育マスタートレーナー・管理栄養士。 山口県周南市在住。現在10歳・6歳の男子の母。 2019年9月「青空キッチン山口周南スクール」を開校。 食物栄養系大学アシスタント・調理製菓専門学校の講師を経て、結婚・出産。初めての育児に悩んだ経験と調理・栄養の知識を、同じく子育てを頑張る保護者サポートに活かせればとcomakiクッキングサロンを主宰。体にやさしい料理や親子で楽しめるクッキング、子育て支援センター等での食育講話・ワークショップを行う。 スポーツキッズ食育トレーナーとして、子どものからだ作りを応援。スポーツを頑張るお子さんと保護者向けの講座やワークショップも行っています。

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