勤労感謝の日、
と聞くと、働く人、働くことに感謝する日・・・
というようなイメージが思い浮かびますよね。
11月23日「勤労感謝の日」は国民の祝日に関する法律第2条で、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」と定められています。
勤労感謝の日になる前は、現在も行われていますが「新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさいとも読みます)」があり、この新嘗祭が勤労感謝の日の由来となっています。
新嘗祭は、天皇陛下がその年に初めてとれたお米などの穀物を神様にお供えし、神様とともに食べる儀式です。
農作物を育てて暮らしてきた昔の日本ではこの行事は非常に重要な意味がありました。
穀物をはじめ、農作物の収穫を喜び、神様にお供して感謝する、わかりやすく言うと「収穫祭」の日が、「勤労感謝の日」として制定され、施行されてから現在では意味が広くなり、食料に限らず、生産を祝い、働く人、働くことすべてを感謝する日になりました。
由来を知ると、少し「勤労感謝の日」の捉え方が変わるかもしれませんね。
収穫に感謝する、から関連して・・・
食事のするときの挨拶「いただきます」。
魚、肉、野菜、生きていたもののいのちをいただくことに感謝し、それを育ててくれた人、料理してくれた人など食に携わる人に感謝する気持ちを表す言葉です。
あらためてこの言葉の意味を親子で確認し、「いただきます」を心を込めて言えるといいですね。
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増田陽子
「食育って大事。」
会社時代の経験を通し、幼稚園に転職後、その思いは一層強くなり、キッズ食育トレーナーになりました。
自分の身体は、自分が食べたものがつくっている。
幼いうちから正しい食生活と知識を自然と身につけることで、元気でいられる未来をつくることができる子を一人でも増やしたいと思い、現在東京・板橋にて青空キッチンを開講、幼稚園へ食育レッスン講師、企業さまとコラボしての食育イベントや大人向け食育講座、親子料理教室などを行なっています。
ブログでは、子どもの食育料理研究家として、旬の素材を使った料理、お手伝い料理、好き嫌い克服・行事食や行事に合ったレシピを紹介するとともに、食を通じて、子育てを少し楽にするお手伝いができるように心がけて書いています。
毎日メニューを考えて、ごはんを作るのは大変。でも、ごはんを作ってこどもと一緒に季節を感じながら食べること、生活することを楽しみたい、そんな気持ちの一助になるようなレシピを提案していきたいと思っています。
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