新米の時期がやってくる!おいしくお米を味わおう

 

 田んぼは徐々に黄金色に変わり、稲穂が垂れてくるのが待ち遠しい時期となりました。そろそろ新米の時期ですね。
私たち日本人は日ごろからお米を主食として食べてきました。普段から慣れ親しんでいるお米ですが、いつもよりふっくらご飯になるし、「食欲の秋」で食べ物が一層おいしく感じられる、新米が出始めるこの時期はやっぱりご飯が恋しくなります。
今までのお米と新米との違いを探したり、イベントのようにしたりして、おいしいお米をみんなで楽しみましょう。

 

新鮮でおいしい新米、ご飯は子どもにぴったりのエネルギー源

 新米は、その年の9月に収穫されたばかりのお米のことで、スーパーでは9月から12月までは「新米」と表示されて並びます。収穫したての新米は水分量が多い為、ご飯を炊くときの水の量はいつもより少なめにすることが、おいしく炊くためのポイントです。ご飯はエネルギーとなる炭水化物(糖質)を多く含むので、たくさん動き、ぐんぐん成長するお子さんには欠かせません。毎食の主食のほかにも、ご飯を取り入れたおにぎりやおやきをおやつにするのもおすすめです。

 

ご飯がすすむ!ごはんのお供をご紹介!

 白ご飯だけではなかなか食が進まないお子さんには、ご飯にお供をのせたり、混ぜたりして食べやすくしてOK。白ご飯単独では苦手なお子さんもいます。ご飯のお供を一緒に作って、笑顔で食事が楽しめる食卓にしましょう!
ちょっと添えると、ごはんがすすむご飯のお供と、お子さんがお手伝いできる・親子で楽しめる・注目してほしいポイントをご紹介します。

 

カルシウム満点ふりかけ

カルシウムの多いしらす干し・干しエビ・小松菜を使った、干しエビやごまが香ばしく香るごはんのお供のふりかけです。
 ☆お楽しみポイント☆
しらす干し・干しエビの観察、干しエビ・ごまの香りを楽しむ、混ぜ込んでおにぎりにしてみる、チャーハンにしてみる

 

[材料](4人分)
しらす干し     70g
小松菜    1株(70g)
油       小さじ1
しょうゆ    小さじ1
干しエビ    大さじ2
炒りごま    大さじ1

 

[作り方]
1、小松菜は粗みじん切りにする。
2、フライパンに油をひき中火にかけ、小松菜を炒め、しんなりとしたらしらす干しを加え、さらに炒める。
3、しらす干しの水分が少し飛んだら弱火にし、しょうゆを加えて混ぜ、干しエビ、炒りごまを加えさっと炒める。

レシピはこちらからも確認できます

 

さば味噌なす

さば味噌煮缶詰の味噌味がなすにたっぷりしみたごはんのお供。なすが苦手な人も食べやすい味付けになっています。電子レンジだけでお手軽にできるのも嬉しい1品です。 

 ☆お楽しみポイント☆

さばの身をほぐす、旬の秋なすを使っていることを知る

 

[材料](4人分)
さば味噌煮缶詰    1缶
なす         1本
長ねぎ       1/3本
●ごま油     小さじ1
●塩       ひとつまみ
おろししょうが 小さじ1/4
おろしにんにく 小さじ1/4

 

[作り方]
1、なすは1センチのさいの目切りにし、水にさらしてあく抜きをする。長ねぎは粗みじん切りにする。
2、耐熱容器に1、●を入れさっと混ぜ、ラップをしてレンジで600W 1分半加熱する。
3、2におろししょうが、おろしにんにく、さば味噌煮缶詰を汁ごと加える。さばの身をほぐしながら混ぜ合わせ、再度ラップをしてレンジで600w 1分半加熱する。

レシピはこちらからも確認できます

 

さっぱりしそ鶏そぼろ

フライパン1つでできて、大葉がさわやかに香る鶏そぼろです。
 ☆お楽しみポイント☆
材料を菜箸で混ぜる、ひき肉の加熱による色の変化観察、大葉をちぎる、大葉の香りを楽しむ

 

[材料](4人分)
●鶏ひき肉     200g
●しょうゆ   小さじ4
●酒      小さじ2
●砂糖     小さじ2
大葉        5枚

 

[作り方]
1、フライパンに●を入れ、よく混ぜ合わせる。
2、弱火にかけ、菜箸でよくかき回しながら炒める。
3、火が通ったら大葉をちぎり入れ、大葉が少ししんなりするまで炒める。

レシピはこちらからも確認できます

 

自分で握るおにぎりは特別

 お茶碗に入ったご飯は食べないけど、それをおにぎりにすると不思議と食べられる。子どもたちには、おにぎりが人気です。
青空キッチンでもおにぎりのレッスンがあり、子どもたちは完成したおにぎりを「みてみてー!」と嬉しそうに見せてくれて、口いっぱいにほおばっていました。子どもたちが自分で握ったおにぎりに、のりで可愛く飾り付けすると、愛着も沸いて特別なおにぎりになったようです。

 

お出かけでもおうちでもお米を楽しもう

 新米を握ったおにぎりをもって、ピクニックに出かけたり、
おうちで過ごすときには、土鍋で新米を炊いて、土鍋ご飯“パーティー”とイベントにしてみたりするのも楽しいものです。旬のサツマイモやきのこの炊き込みご飯にしてもいいですね。
新米に変わるときにはぜひ「とれたてのお米でご飯を炊いたよ。いつもと比べてどうかな?」と声をかけて、違いを一緒に味わってみてくださいね。
いろんな食べ方で、新米をおいしくいただきましょう!

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鈴木こはる
キッズ食育トレーナー・管理栄養士。愛知県みよし市在住。 現在3歳の女の子の母。 管理栄養士として総合病院で栄養指導に従事する中で、長年染みついた食習慣を変えることの難しさを感じ、子どものころからの食育の大切さを痛感。子どもたちが自ら進んで食を取り込もうとする姿勢が養われ、ママがストレスを溜めずに食を一緒に楽しむことができるようサポートしたいという思いで、2020年5月「青空キッチン三好ヶ丘スクール」を開校。 体験レッスン随時受付中。
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